What's New てぃらなす

2021/09/01

[インタビュー]

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欠けの多いお互いから教えられ、共に学び合う場

井本香織さん

東京学芸大学卒業

聖望学園中学校高等学校(埼玉県)聖書課非常勤講師

2000年~2004年[ホール生として]、2005年[スタッフとして]

 

父の勧めでティラナスを知り、私の学生生活が始まりました。大学では社会学を学び、将来は社会科の教員になろうと思っていたのですが、コーウィン先生が世界各地に作ったティラナスホールを訪ねる研修旅行に加わって、インド、ネパール、チェコにまで足を運んで人々と交流を深めるうちに「宣教」ということへの関心が自然に深まるように。それが、教会での牧会に携わりつつ、ミッションスクールで聖書を教えるという現在の働きにもつながっています。

寝食を共にするティラナスでは、私のありのままの姿をみんな知っていますから、恰好をつけたい、良く見られたいと願っても、お里は知れている。「神の前、人の前にはだかになる」経験だったと思います。そんな中で朝のディボーション・タイムには互いが聖書から示されたことを奨励(ショート・メッセージ)という形で分ち合う。欠けの多いお互いから教えられ、それによって理解し合おうとする特別な場であったと思います。

2021/06/12

[インタビュー]

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ティラナスでの訓練が今の職場でも活かされて

正田 満さん

国際基督教大学卒業

キリスト教主義学校 社会科教諭

2011年~2015年[在ホール]

 

高校は全寮制でしたので、東京の大学生活では、寮とは違う場所で暮らしてしてみたいと思ってティラナスを見学に訪れ、決めました。それぞれが違う大学に通っている多様性の中で同年代のクリスチャンの友ができるというのはとても意義深いと思います。私は「ティラナス、楽しかった!」と言える側の人間ですが、もちろんいろいろありました。勉強、バイト、サークル活動、教会の奉仕、その中でティラナス・プログラムのプライオリティをどう守るのか。ホール生との関係がぎくしゃくしている中、ディボーションでは気まずいままに共に祈り合わなくてはならなかったり。でも3年、4年となるにつれ、それらがすべて活きた、良き経験へと変えられました。現在の勤務先では高校生に社会科を教えていますが、ミッションスクールなので3週間に1回、朝に15分の礼拝メッセージをする役が回ってきます。頻度が多く大変ですが、ティラナスでの奨励の訓練が大きな支えになっています。共に住み暮らしたホール生とは今も親交を温めていて、一緒に旅行に出かけたりすることもあります。

2021/06/12

[インタビュー]

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ずっと楽しいことばかりの2年間があっという間に

渡辺啓子さん

東京家政大学卒業

NPO法人ベテスダ職員

2004年~2006年[在ホール]

 

「一人暮らしはNG。大学の寮か、ティラナス。」それが親からの条件でした。「だったらティラナス」と思ったのですが、空きがなかったので初めの2年は大学寮に。ただ、姉が東伏見福音キリスト教会に通っていたこともあって「ご縁」が途切れず、3年生から念願のティラナスに「編入」させていただきました。大学寮の規則はとても厳しかったので、えっ?! ティラナスって、なんてラクで楽しいところなんだろう! とその落差にびっくり。ずっと楽しいことばかりの2年間があっという間に過ぎたという感じです。外で何かつらいことがあっても相談できる信仰の友がいて、親身になって聞いてもらえる場所でした。地方出身のクリスチャン学生である私には大きな出来事でした。大学では保育を学び卒業後は保育士として働いていましたが、ティラナスでの朝のディボーションタイムで祈っている真摯な姿を見て尊敬していた男子学生とやがて結婚することになり、今では夫と共に、高齢の方のデイサービスやエクササイズのサポートなど、まったく違う分野の仕事に召されるようになったことにも不思議な導きを感じています。

2021/06/12

[インタビュー]

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クリスチャン学生として

ここでしかできない経験がいっぱい!

渡辺 翔さん

国士舘大学卒業、国士舘大学大学院修了

NPO法人ベテスダ職員

2003年~2007年[ホール生として]、2008年~2012年[準スタッフとして]

 

山形県出身の私は、当時身の回りに同世代のクリスチャンがほとんどいなかったので、同じ信仰を分かち合える友が欲しいとの思いもあって東京での生活の拠点をティラナスに決めました。大学では体育学部に属し、陸上競技の部活動もかなりのレベルだったため、ティラナスのプログラムとバッティングすることも多く、時間の配分には苦慮しました。しかし、レイマンスクールでの神学の学びは新鮮でとても興味深く聴けましたし、奨励当番が順に回ってくる朝のディボーションでの経験が今の職場で担当する聖書の学びにも活かされています。当時はスタッフの後藤さんが着任されたばかりで古株ホール生の私のほうが何かと事情通だったので(笑)、準スタッフにとの声をかけていただき、大学院で学びつつホールのお手伝いもさせていただき、計8年も住み暮らすことに。妻・啓子との出会いとなったのもこの場所で、今では同じNPO法人で共に働きを進めています。ティラナスはここでしかできない経験が詰まった有意義な学生生活をクリスチャン学生に提供してくれる場。ぜひ選択肢に考えてほしいです。

2021/06/01

[インタビュー]

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弱いからこそ、共にいることに意味がある

塚本良樹さん

国際基督教大学卒業、慶応義塾大学大学院修了

キリスト者学生会(KGK)副総主事

2005年~2011年[在ホール]

 

大学進学のため神戸から東京に出てきて、当初は信仰にも身が入らずどっちつかずの状態でした。ホールに入っていなければ、あのまま教会から離れていたかもしれません。今ある自分につなぎ止めてくれた恩人のような存在だと思っています。その後キリスト者学生会(KGK)の活動に加わるようになり、それが今の主事としての働きへとつながっているのですが、ホールは、「生活」である以上、私のクリスチャンとしての土台を築くために、さらに大きな意味をもった存在であると考えています。レイマンスクールでの学びや、ホール生との交わりは、信仰上の数々の疑問に答えてくれるものでしたし、少人数での共同生活、交わりも濃かったです。その分、葛藤もあり、衝突することも少なくないのですが、それらを通して、人に向き合うことの原点を深く学びました。時代に合わせて変えるべきものはありますが、ホールはそのハードルを学生に合わせて上げ下げするのではなく、学生がホールの精神に自らを適合させながら修錬を受ける場ですね。自分は強いクリスチャンではないと自覚している人、それでもクリスチャンとして学生時代を全うしたいと願っている人にとって、ホールはベストな選択だと思います。

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