まなぶ
キリスト教と自己との関わりを本音で問い、学ぶ。
居ながらにして最新の神学教育を体得できる広場。
東京ティラナスホールは、日本各地にあるキリスト教の教会で信仰を育んできた青年が大学進学のために東京や首都圏へ移り住んでからもその灯を消すことなく、むしろさらに大きく成長・成熟して、日本の教会の新たな礎となってほしい…という祈りと願いによって生み出されました。その伝統と精神は60余年経った現在でも変わることはありません。
週3回、朝の30分のディボーションタイム。
ともに讃美し、聖書に聴き、祈りをささげます。
「ディボーション=devotion」とは「献身、専念、愛着、信心」などを表わす言葉で、転じてキリスト教の「祈り、静まり」に用いられるようになりました。毎週日曜、火曜、金曜日の朝6時30分から7時までの30分間、体育館に集まってこのディボーションを行ないます。讃美歌を歌い、その日の決められた聖書箇所からみなで分かち合い、祈りをささげ、一日が静かに始まります。
オンラインで開かれているレイマンスクールでのホール生たち
オープンレイマンスクールは一般にも公開されています
週1回、火曜日夜のレイマンスクール(夜7時から9時)。
講師を招いて聖書やキリスト教の学びを深めます。
ティラナスではその学寮生活全体を通じて、キリスト教神学校で一般に行なわれている神学教育の約50%を修得できるようになっています。そのメインプログラムとなっているのがレイマンスクール。「レイマン=Layman」は「一般市民、素人」などの意味で、キリスト教では専任の教職者に対する「一般信徒」を表わす用語です。受けたい講義テーマの決定、それに適任する講師陣の選定から会のセットアップまで、すべてホール生が自分たちで行ないます。オンラインによるスクリーン講義、外部の人にも参加が自由に開かれているオープンレイマンスクールも開催されています。
子どもたちを前にして絵本を用いながら福音を語ります。さて、通じたか?!
ホール生は遊び相手としても恰好のターゲット。とことんつき合わされる体力勝負の夏です。
ネパールへの海外研修旅行。ネパールカレーをごちそうになりました。
ネパールのキリスト者の方と野山の中腹で楽しく語らうホール生。
1週間の夏期伝道旅行に全員で出掛け、
教会の働きを現場でサポートします。
年に一度行なわれるティラナス独自の修学旅行とも言える一週間の夏期伝道旅行。旅行の計画・立案・運営もすべてホール生が行ないます。宣教の働きの最前線となっている教会と連絡を取り、訪問し、働き人の生の声に耳を傾けたり、教会での諸奉仕のサポート、子どもキャンプのお手伝いをしながらキリスト教の〈今〉を全身で感じ取る体当たり体験型旅行です。海外研修旅行はこの海外版のような内容で、ホール生による自由プランの自発的な旅です。おもにアジア宣教の現場を訪問し、現地のキリスト者たちとの交流を深めます。
それぞれが別個の教会に通いながら、
互いのクリスチャンライフを励まし合う関係を築いています。
ティラナスは同じグループ(東京福音センター)の枝(ブランチ)である東伏見福音キリスト教会に隣接して建てられ、体育館も共有されていますが、ホール生はそれぞれ自由に自分の通う教会を決め、そこでの教会生活を過ごすことが推奨されています。属している大学も教会も互いに異なる背景をもったうえで集うことから生まれる多様性の豊かな分かち合い、人間性の面白さを大切にしています。
卒ホールはティラナスのキリスト教神学教育を
修了した、その大切な証しでもあります。
ティラナスでの多岐にわたる深いテーマでの学び、数々のイベントや人々との交流を通して体験するキリスト教は、それまで自身のうちに育成された既存のものを揺さぶり、塗り替え、壊していく力さえもっています。そのことにしっかりと向き合い、真摯な格闘とたゆみない思索を通じてキリスト教と自己との関わりが改めて問われることになります。そのスクラップ・アンド・ビルドの積み重ねによって静かに形成されていく自己こそ、長い人生を力強く生き抜いていくに必要不可欠な礎、無形の財産となり得ると考えています。
ティラナスを巣立ってからも
キリスト教の第一線で活躍!
欠けの多いお互いから教えられ、共に学び合う場
井本香織さん
東京学芸大学卒業
聖望学園中学校高等学校(埼玉県)聖書課非常勤講師
2000年~2004年[ホール生として]、2005年[スタッフとして]
弱いからこそ、
共にいることに意味がある
塚本良樹さん
国際基督教大学卒業、慶應義塾大学大学院修了
キリスト者学生会(KGK)副総主事
2005年~2011年[在ホール]
私たちもティラナスの働きに
期待しています
ここで学生時代を過ごしたかった
大嶋重徳さん
鳩ヶ谷福音自由教会牧師
キリスト者学生会(KGK)元総主事
人と良い関わりをもてる器が次々と
矢島志朗さん
キリスト者学生会(KGK)総主事
上手くいかなくても安心できる場所
川口竜太郎さん
Hi-b.a.スタッフ、活水の群れ国内宣教師